〈いったーあんまーまーかいがー〉⑤沖縄・フィリピン-児童合唱オンライン交流プロジェクト
今回の曲は沖縄の民謡「いったーあんまーまーかいがー」。
名護ジュニアの野原先生がフィリピン、そして沖縄の子どもたちに向けて、どんな曲なのかをお話ししてくださいました。
子守唄の中でも「昼の子守唄」の部類に入るのだそう。「夜の子守唄」と違って親が子を寝かせる唄ではなく、日中に親が働きに出かけている間、子守りのお姉さんが子どもにうたいます。
子守りをしているのは遠く家を離れてやってきた奉公のお姉さんではなく、近所のお姉さんなので、歌にも悲壮感が少ないそうです。地域ぐるみで子育てをしている様子が伺えますね。
♪いったーあんまーまーかいがー(あなたの母さんはどこへ行ったの)
べーべーぬくさかいが(山羊の草を刈りにいったよ)
べーべーぬまさぐさや(山羊の好きな草は)
はるぬわかみんな(畑にある若い草だよ)
あんぐわそてぃ こっこい(姉さんも連れて よいっしょっと)
そんな野原先生お話しを聴いて、YVPのジュード先生も、「フィリピンにも似たような昼の子守唄(daytime lullaby)があるよ」と、現地の子守唄を聴かせてくれました。
フィリピン・マニラでは今まだ殆ど外出ができないそうで、様々な環境下で暮らす合唱団の子どもたちをつなぐ方法とて、何とか全員のオンライン環境を整え、繋がって顔を合わせることでそれぞれの安全を確認したり、安心感を増やしたりしているそうです。オンラインでは遊びも多く取り入れていました。
沖縄県も今はまだ緊急事態宣言中でなかなか集まって練習ができない状況が続いていますが、偶然そのようなタイミングだったので、初めてzoomを使って練習をする機会となったようです。
この期間、コロナはもちろん、フィリピンでは大きな火山噴火や飛行機事故、そして地震が起こり、
日本でも悲惨な土砂災害がありました。周辺諸国での出来事がより身近に感じられるきっかけをいただいているように感じます。
言葉の壁はありつつも、気候、食べ物、音楽など、お互いの地域の共通点を見つけることは嬉しいことでした。
今後のブログでは参加者や指導者の感想などもこちらでご紹介していきますね。
さて、次はいよいよ録音、録画、編集に移っていきます♪♪♪
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