PROFILE

2023年12月9日

田中 エミ

1980年生まれ。福島県会津若松市出身。幼少より教会に通う中、讃美歌やオルガン音楽に出会う。8歳から13歳までをアメリカ合衆国オレゴン州で過ごし、そこで初期の音楽教育を受けた。

帰国後、中学校で合唱を始める。会津若松市立一箕中学校、会津女子高等学校(現:葵高等学校)を経て、2003年に国立音楽大学音楽学部音楽教育学科(音楽教育専修)を卒業。大学では松下耕氏ゼミにて合唱指揮・指導法を学ぶ。在学中から現在まで栗山文昭氏のもと研鑽を積み、数多くの演奏会、レコーディング、海外公演等に参加している。

合唱指揮者としては子どもから大人まで幅広い年代の合唱団やアンサンブルと活動している。

TOKYO CANTAT 2012「第3回若い指揮者のための合唱指揮コンクール」第1位を受賞。同時にノルウェー大使館奨学金を得て、2013年にノルウェーとオーストリアへ短期留学。エルヴィン・オルトナー、カール・ホグセット各氏のもと合唱指揮と発声法を学ぶ。オーストリア滞在中にはアーノルド・シェーンベルグ合唱団の一員としてザルツブルグ音楽祭2013に出演。

Tokyo Cantatにおいては2009年以降、サイモン・キャリントン、エルヴィン・オルトナー、カール・ホグセット、カスパルス・プトニンシュ、グレーテ・ペダーシェン、スィグヴァルズ・クリャーヴァ各氏のアシスタントを務める。2015年のJCAユース・クワイアではアシスタント・コンダクターとしてマリア・ギナンドのサポートをした。

NHK東京児童合唱団→渋谷区少年少女合唱団の指導者を経て、現在はフレーベル少年合唱団指揮者として男の子たちと奮闘している。2021年にはマニラと沖縄の子どもたちを合唱でつなぐ国際交流オンラインプロジェクトを企画・運営。

鍵盤奏者としては2018年と2019年に福島県立会津高等学校のピアニストとしてNHK全国学校音楽コンクール、全日本合唱国コンクールに出場。

また2022年3月、武蔵野音楽大学別科器楽コース(オルガン専攻)修了し、オルガニスト石丸由佳氏のもと現在もオルガンを勉強中。2023年11月に女声合唱団II組が信長貴富氏に委嘱した『女声合唱とパイプオルガンのための 詩篇』(赤坂有紀 指揮)の初演にオルガンで参加した。

合唱指揮を松下耕、器楽指揮法を高階正光、今村能、ピアノをヒロコ・ネルソン、加藤敦子、南節子、声楽を大竹典子、瀬川武、田中淑惠、発声法をカール・ホグセット、オルガンを石丸由佳の各氏に学ぶ。
一般社団法人「音楽樹」会員。国際合唱連合(IFCM)会員。

合唱、オルガン、子どもちたち。多くの方たちとの交わりの中で、これらの3つの宝ものを繋げていくのをライフワークとしている。

2023年12月8日更新