オルガン日記 1

全くお知らせしていませんでしたが、今年春から武蔵野音楽大学の別科課程でオルガンを学んでいます。

小さいころから慣れ親しんできたオルガンで、教会の礼拝に当たり前にあるものの一つではありましたが、自分で演奏することをあまり考えたことがありませんでした。でも、とっても不思議なことに数年前から自分で弾きたくて仕方がなくなってしまったのです。

コンサートで聴いたことや、合唱との共演もきっかけになったかもしれません。本当のきっかけは自分でもよくわからず。とにかくオルガンの響きを浴びることも、そのために作られた音楽も好きで、年を経るごとに惹かれていきました。

2018年のお正月に、友人から「今年の抱負は?」と聞かれたとき、「うーん、、、オルガンを始めたい!」と公言したら、もうその気持ちが収まることはなくなり、どうやったらオルガンを勉強できるだろうと自分なりに調べた中から、自転車で通える距離に武蔵野音大の別科オルガン専攻を見つけました。

突然大学へ出向き、「オルガンの別科に入るためには何が必要でしょうか」と学生課の職員さんに尋ねたところ、とても親切なことに、すぐに大学の先生とのアポをとってくださったのです。

数日後に、大学に着任されたばかりの石丸由佳先生にお会いし、思いの丈をお話ししたら「では、私がみましょうか」と仰ってくださり、個人レッスンがスタートしたのでした。

準備のため3年かかってしまいましたが、コロナで時間が沢山できた昨年、受験を決めました。以前よりオルガンを触る時間が増えたということが何よりの喜びであり、練習量も増えました。

そんな中、ピアノしか弾いたことがない私がオルガン初心者としてぶち当たったハードルを書き留めておきます。

その1【足鍵盤】

手だけなら初見でも弾けるような曲でも足がついた途端に10倍くらの時間がかかる。2~3時間練習しても1ページもスムーズに弾けない。

その2【左手がバスを弾きたがる病】

足鍵盤がバスを担当しているときは左手はテノールやアルトを弾くことが多いけど、反射的に小指がベース音へ、とくに根音へ勝手に行こうとするので「あ”〜」となる。

手と足の音程間隔というのはピアノでは考えることがありませんでした。エレクトーンをやっていた人にとってはスムーズなんでしょうね。

あ、それ以前に【家に楽器がない問題】

足鍵盤は動きのイメトレとか、歌うとか、いろいろ試してます。

よい練習方法があったら教えてくださいね!

音色を作るストップ、作品の様式に合ったタッチの違い、体幹のこと、まだまだ色々書きたいことありますが、また次に。

そんなこんなで、四十路にして学生となりました。2~3年は学校へ通いたいと思っていますが、生きてる間はずっと弾いていたいです。

オルガン日記、気が向いたらまた書きます♪