合唱団るふらん 演奏会の聴きどころ
私が所属する合唱団の一つ、合唱団るふらんが2年ぶりにコンサートを開催、できそうです!
是非多くの方に聴いて欲しいプログラムなので、ご紹介いたします。
シューマン Romanzen op.69
シューマンが生涯に残した女声合唱曲は『Romanzen 第1集 Op.69』と『Romanzen 第2集 Op.91』(1849 年作曲,1850 年出版)の 2 作品のみです。シューマンは、これを5日ほどの間にものすごいスピードで書いたそう。
民謡の様式を用いながら、豊かに情景描された音楽がアカペラで繰り広げられます。
本来はアットホームな雰囲気で演奏するために書かれたそうですが、実際は・・・なかなか難しい!
でも美しく、愉しい作品です。
吉川和夫 長田弘による2つの無伴奏女声合唱曲「なくてはならないもの」「世界はうつくしいと」
長野県川上村で行われた「八ヶ岳ミュージックセミナー川上村 2019」委嘱作品として生まれたこの作品。
私たち人間の、素朴な日々の生活の中にある「普通の幸せ」や「自然の姿」に気づかせてくれる作品です。
私は特に二曲目が好き。
三善晃 女声合唱のための「三つの抒情」
いわずと知れら三善晃先生の30歳頃の作品。これまで何度演奏してきたことでしょう。でも、三善先生がまだ生きていらっしゃるかのように、栗山先生の「抒情」は常に変遷していて、新しい「抒情」に生まれ変わり続けています。
テキストの中原中也と立原道造の詩は、その時々で歌うものの心情を反映していきます。そしてその情景を紡ぐ浅井道子さんのピアノには歌いながらも深く引き込まれてしまいそうに。
信長貴富 女声合唱と弦楽四重奏のための「あたしとあなた」
谷川俊太郎さんの詩集『あたしとあなた』の中に登場する〈あたし〉と〈あなた〉という言葉に呼応して、弦楽器と、楽器の一部のように扱われている声(言葉)とが見事に融合されています。
私は信長さんのマリンバ協奏曲「混線するドルフィン・ソナー」がとても好きなのですが、その器楽的な片鱗をこの声楽作品に観ることができます。弦楽四重奏団のクワルテット・エクセルシオの素晴らしい共演者にと共に。
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今日、2/6(日)、早稲田でのるふらん通い合宿の帰り道、2020年の3月のるふらんの演奏会の延期からこれまでのことを思い起しながら帰ってきました。
顔を合わせることを目的に始まったオンラインの集い。
Zoomブレイクアウトルームを使って対面練習に向けての意見交換。
オモシロ企画のハッピーバースデーのテレコーラス。
吉川和夫先生、信長貴富先生をお招きしての作品についてのオンラインレクチャー。
オンラインでのオペラ「少年少女恐竜記」の台本読み、シューマンの歌詞読み、「あたしとあなた」リズム読み+ソルフェージュ特訓。。。そして近況を知らせ合うお誕生会やゆる飲み会も。
いま、そんな仲間たちと、同じ空気を吸って栗山先生の新しい「三つの抒情」を歌っています。
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2022年2月17日(木)19:00開演:紀尾井ホール合唱団るふらん2022演奏会 REFRAINS
R.シューマン Romanzen Op.69
三善晃 女声合唱のための「三つの抒情」
吉川和夫 長田弘の詩による2つの無伴奏女声合唱曲(八ヶ岳ミュージックセミナー2019委嘱作品)
信長貴富 女声合唱と弦楽四重奏のための「あたしとあなた」(合唱団るふらん 2016年委嘱作品)
指揮:栗山文昭
ピアノ:浅井道子
弦楽四重奏:クァルテット・エクセルシオ
★チケットお申し込みはこちら★(田中に直接ご連絡くださってもOKです)
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聴きに来ていただける方、チケットご用意します!ご連絡ください。
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