今日は午後から<作曲科×オルガン科 共同プロジェクト 特別講座 ~J.S.バッハ「オルガン小曲集」を読み解こう〉という会に参加してきました。


講師は楽曲を和声学の観点から隅々までレクチャーくださった作曲の柿沼唯先生、演奏指導はオルガンの石丸由佳先生。武蔵野音大の学生さんたちやベテランの大人の方々も一堂に会してでした。

先生方のお話しでは「オルガンを弾く人は作曲や即興をする機会が少ない」「作曲を学ぶ人はオルガンの仕組みやレジストについて学ぶ機会が少ない」ということで専門を跨いでのコラボ企画となったそうです。

課題曲
BWV618 O Lamm Gottes, unschuldig
BWV622 O Mensch, bewein dein Sünde groß
BWV637 Durch Adam’s Fall ist ganz verderbt

今回は修辞学的な秘密については敢えて触れず。


バッハ先生が隅々の音符に意味を持たせ、尚且つ人の内側に訴える(エモい)音楽を生み出していることに改めて驚きと感動がありました。

一人で弾いていたらなかなか出会えない方々との交流も嬉しかったです。


私もデモンストレーション演奏で2曲に関わらせていただき、どのようにパーツを際立たせるか、あるいはむしろ溶かしていくかなど実践を交えながら学べる大変貴重な経験でした。

心は満たされ、耳と腰がたいへん疲れました。