修了の記録として。

昨日、3月23日をもって武蔵野音楽大学別科課程(器楽)オルガン専攻を修了しました。

学部や院の卒業式・修了式に含まれる形でしたので、華やかな袴姿で華やいだ客席を、二階バルコニーの指定席から眺めました。

一年は本当にあっという間ですね。学科授業は殆どがオンラインに切り替わってしまったので、最初の数回だけ行われた対面授業がとても貴重な交流の場だった気がしますし、もはや懐かしいです。その後は殆どどなたともお会いする機会がなくて、発表会や親睦会もなかったので、ひたすら一人で楽器に向き合った時間でした。

試験前に同じ専攻の方と聴き合う会を持てたことや、ストップのアシスタントは大きな経験になりました。

楽器を自宅に持たず、好きな時間に楽器を触れない者としては、ホールや教室の楽器を限られた時間だけ弾くということは、逆に集中できてよかった部分もあります。家だと他の雑務が気になったりするので。

この作品にはどんな音色がよいかと、足したり減らしたり、失敗したりしながら音色作りに時間をかけられたのも実り多かったです。

担当指導教員の石丸由佳先生の技術はもちろんのこと、先生の、形式の中にも自由のある音楽がとても好きで、憧れでもあります。

本当は4年在学できるのですが、次年度はいったんお休み。これからの一年は次の準備期間として、少しアウトプットをして(学費も貯めて)、来年また受ける予定。

石丸先生をはじめ、授業で仕事を休むときに快くカバーに入ってくれた仲間たち、試験官役をしてくれた全てのみなさんに、そして陰でサポートしてくれた夫に感謝を込めて。ありがとうございました。

11月には自分にとっては大き過ぎるような本番が待ち構えています。(また今度お知らせします)
何をするにも時間のかかる私ですが、慌てずに、でも少しずつ進んでいきたいと思います。

そういえば学食ではカレーを一度食べただけ(家が近いから)。定食も食べてみたかった!